亀戸のおいしいホルモン焼きのお店で『hateview』の反省と今後について考えたり考えなかったり 02:59



もの凄くおいしかった。ホントに感動しました。焼き肉ってこんなにおいしいものだったのか。
カルビと煮込みシチューと特濃ヨーグルトが超気に入った。またこよー。


先日リリースしたiphoneアプリ『hateview』について色々反省しました。

国内と海外のダウンロード数の差

『hateview』ははてなダイアリーにアップロードされた画像をスライドショー形式で表示してくれるアプリなので、基本的に国内iphoneユーザをターゲットにしています。
ですが、実際のダウンロード数を調べてみると日本よりも海外(特に欧米)の方がダウンロード数が圧倒的に多いという結果が出ています。
これは友人に指摘されたのですが、「hate」という単語は本来

hate
━━ vt. 憎む, ひどくきらう; …したくないと思う; (人に)…してほしくない; 遺憾に...

という意味で、これが誤解を招いた可能性があります。
『hateview』というアプリ名は英語圏iphoneユーザに対してある意味で「釣り」になってしまっていたのかもしれません。
まぁとにかくアプリ名は非常に重要で、これによってダウンロード数に大きな差が出るかもしれないわけですね。

アプリの知名度向上のために

現在、AppStoreに登録されているアプリの数は今年1月ですでに1万5千本を突破しています。
それだけの数のアプリの中で自らが開発したアプリをユーザに見つけてもらうのは至難の業です。
もちろん開発者側でWEBサイトでの紹介やプレスリリース、youtubeでのプロモーションを行いますがそれによって多くのユーザを獲得できるか というとかなり厳しいでしょう。
現状で最も効果的なのはAppStoreのアプリランキングの上位に入るとかitunesの「注目の新作」「スタッフのおすすめ」で紹介されるというのがユーザに対しての最大のアピールになると思われます。


ですが、私の場合はランキング上位やitnesの「注目の新作」で紹介されるなんてのは夢のまた夢なわけです。そこでできるだけ検索で見つかりやすくする工夫をすることにしました。
はてなダイアリーは技術系エントリィが多い→iphoneユーザが多い→AppStoreで「はてな」関連のアプリを検索する。→「はてな」で検索すると『hateview』が検索結果に表示される。
恐らくはてなユーザiphoneユーザの方はAppStoreで「はてなtouch」をダウンロードするために「はてな」という単語で検索する方が多いと思います。それに便乗することにしたわけです。
実際にAppStoreで検索すると『hateview』は検索結果に表示されます。
ですがダウンロード数は全く伸びていない。これはアプリの出来自体が悪くて使い物にならないとかそもそもこのアプリを必要としているユーザがいないというのが原因かもしれません。

『hateview』の機能を求めているユーザは果たして存在するのか?

存在しないかもしれませんw


今回、『hateview』を開発するに至った経緯を簡単に記述しておきます。
3時間で開発できるアプリを作りたい→撮影した画像のスライドショーアプリを作ろう→完成直前になって実はiphone自体にスライドショー機能が存在していることが発覚→開発断念・・・でもUIやコードはそのまま流用して何か作れないか?→ネット上の画像をスライドショーで表示しよう!!
というところから発想が来ていて、せっかく作ったアプリをこのまま眠らせとくのはもったいないという思いが最大の開発動機なわけです。
私自身『hateview』の機能を欲していたわけでも、常日頃「他人のアップロードした画像が見てー」と思っているわけでもないのです。
友人からも「使ってみたけど他人のはてなIDなんて知らないし・・・・」という至極まっとうな指摘が。
そう そもそも他人のはてなIDを記憶している人なんて滅多にいないでしょう。いたとしても他人のアップロードした画像を見たいというのはかなりニッチなケースではないでしょうか。

『計』は未だに日々ダウンロードされている。

実は最初にリリースしたシンプルタイマーアプリの『計』の方は未だに日々ダウンロードされており『hateview』は国内では1ダウンロードされるかされないかという状態です。
これは「タイマーで時間を計りたい」というユーザと「はてなユーザの画像をスライドショーで見たい」というユーザの数の差だと思っています。
単純な比較はもちろん出来ませんが、日常生活の中でどちらのケースが多いかは火を見るより明らかです。


時間を掛けて機能を実装し、デザインにこだわり、ユニークなアプリを作ってもたった数時間で作ったアプリにダウンロード数で圧倒的に差をつけられてしまった。
ユーザが求めているのは必ずしもユニークなアプリであるわけではない というのは大きな教訓になりました。

今後について

今回のアプリのターゲットが国内ユーザに偏ってしまったのはちょっと失敗だったかなと思います。
しかし、ターゲットを海外に広げたとしても私は海外に行ったこともなければ海外の友人もいないので、海外では一体どんなアプリならヒットするのか。
それぞれの国ではどんなアプリが求められているのかさっぱりわからないわけです。


そこで(恐らく)世界共通で人気のあるキャラクター(例えば犬や猫)を使ったアプリを開発したらどうだろうか? と思うわけです。
実際に猫をキャラクタとして使用したシンプルなアプリが世界中で売れたりしてます。
プログラム未経験の僕が初めて作ったiPhoneアプリが2月16日に発売されます!というわけで使用した参考資料等のまとめ。 - らっこのじゆうちょう


frnk氏が開発した『SingingCat』は画面に猫と猫の手状の鍵盤が表示され、鍵盤を押すと猫が鳴いてくれるというシンプルなアプリなのですが世界中のAppStoreランキングで上位に入っているようです。
愛くるしい「猫」が鳴いてくれるというのはそれだけで癒しになるし、通常の楽器アプリと違って猫を楽器代わりにするというアイディアもユニークです。
価格設定も105円なので、ちょっと落として触ってみようかなという気にさせられますね。


と思ってはみたが実際何を作ろうかなー。
良いアイディアが閃きますように。