このマンガが面白い!

喧嘩商売(15) (ヤンマガKCスペシャル)

喧嘩商売(15) (ヤンマガKCスペシャル)


喧嘩商売』今一番面白い。
私はコミックを読む場合、ぱらぱらっと10分くらいで読み終わったりするけどこの作品は違う。
この作品だけはもの凄くじっくり読むので1冊30分以上掛かったりする。
それくらい面白い。ひきこまれる・・・・・・・!!

作者は幕張の『木多 康昭』

作者は木多 康昭です。
昔ジャンプで連載されてたあの『幕張』の作者です。
『幕張』と聞くと、この作品もギャグ系かと思われるかもしれませんが違います。
基本的には格闘マンガです。(ギャグ系の話もちょこちょこあるが)

濃密な格闘

格闘の描写が凄くこってます。
色々な格闘技の使い手達が登場しますが、それぞれの格闘技の特徴が丁寧に描写されていて作者がよく研究してるのが分かります。
一つ一つの技もキチンと理論付けされていて、人間離れしすぎたバトルマンガ的なノリではないです。
『何でもありの喧嘩で戦った時、最強の格闘技とは何か?』というのがこの作品の一つのテーマになっているのです。

何でもありの喧嘩

この作品の格闘シーンは『試合』ではなく『何でもありの喧嘩』です。
不意打ちから武器の使用まで何でもありです。とにかく勝てば良いってノリです。
その『何でもあり』が圧倒的なリアリティと知能戦・心理戦が入り交じった緊張感を生んでいます。

キャラの掘り下げがすばらしい

各巻の冒頭ではこれから登場する格闘家達が紹介されているのですが、もうこれが秀逸すぎ。
キャラクタの特徴や得意な格闘技、歩んできた人生などがたった十数ページに濃縮されています。
このキャラ達と主人公『佐藤 十兵衛』が戦うところが早く見たい!!


個人的には6巻あたりからギャグ色が薄れてシリアスパートの連続、絵も奇麗になってくるのでおすすめかな。
序盤我慢して読めば途中から一気に面白くなりますよ。