SAW

ソウ [DVD]

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今更だけど映画『SAW』を見た。


死体の置かれた部屋になぜか2人の男が監禁されている という場面から物語が始まります。
なぜこんな状況になっているのか、主人公達も私も全くわけがわからないわけです。
最初に何の情報も提示されないまま話がスタートするので、主人公達と私が同じ目線に立つことができる。
「何がなんだかわけがわからない」という状況に恐怖しながらも、「なぜなのか?」という純粋な好奇心を徐々に明かされていく物語の核心によって満たしていく。


こういった「唐突すぎてわけがわからない系」の物語は、序盤はグイグイ引き込まれるけどあまりダラダラやられると飽きがくる。
だがこの作品では、犯人の猟奇性を示す過去の犯罪や主人公達の状況のヤバさを伝えるシーンを要所ごとに挿入することで、見てる側を常にドキドキビクビクさせてくれる。
いつ何が起こるか分からない といった雰囲気がこの作品にはある。
そういった雰囲気は作品全体に強く現れているが、それを更に際立たせているのが「音」だ。
洋画を見ていて上手いなぁといつも思うのは「音」の使い方である。
ホラーなんかでよくある「キーン」という音が徐々に響いてくるようなBGMが入るだけで、「これから怖いことが起こる」と勝手な想像を膨らませてしまい何気ないシーンが恐怖シーンに変わる。
『SAW』でも各シーンでそういった「音」の使い方をしており、私は「これはヤバイ」と思い顔をそむけながらもモニタを覗き見るような格好で観賞するわけである。
「ん?結局何も起きないのか・・・」と思って顔を戻した瞬間「!?」とやられるわけだ。
何度このパターンにやられたか。。。。


全体的に派手なシーンは特にないけど、演出と猟奇的なストーリでグイグイひきこまれます。
最後の最後まで目が離せないですよー。続編もあるみたいなのでそのうち見ます。
そういやSAW4はXが主題歌担当してるんだよなー。ちょい興味あるよ。